2010年1月1日金曜日

国家千年の計 【イノベーションサイクル向上】

 日本発のオンリーワン技術を如何に多く、また内需の拡大を如何に為すかが重要だと思います。
 具体的には医療、エネルギー、環境、農業、宇宙開発,更にまだ見ぬ新領域開発などが日本人だけではなく人類の継続的発展のキーワードとなると思います。
 例えば、医療では個の医療、予防医療へのパラダイムシフトが起こっており、環境では全体のエネルギーや物質のサイクルとして捕らえる動きが高まっています。
宇宙開発の流れも新たな人間の活躍の場として重要です。更に、人間のエネルギー源が突き詰めるところほぼ太陽のエネルギーとなっているというサイクルを
考えねばなりません。

 人も生まれてから死ぬまでの全体のライフサイクルがあります。
 これを踏まえ、世代ごと、職業ごとの日本のあり方をもう一度見直し、適材適所に日本全ての人員を配置しなおす事が、日本の活路だと考えました。
世代だけで考えた例ですが、適材適所を考えた一例として示します。
(外れ値となっている素晴らしい人は成長を緩めず活躍・応援できる場が必要です。)

【幼児-義務教育世代:例】
次世代を強力な部隊にするということ。特に学術、国際競争力、物事の論理を詰めて考える脳(理系脳にとどまらず。)
を鍛える事が必要です。基礎となるものを更に明確化し、秀でたものをより成長期に確実に伸ばす戦略が必要だと思います。
(例えば全ての学業などを単位制にしてしまうなど)
また、調べて自分で解決する能力を徹底的に磨くことが重要です。
幼児期からグローバルな視点を持たせる事も必要です。(国内での国際研修等)

【高等教育世代:例】
社会の成り立ち、仕組みを歴史的背景も含め把握させること、数学的、物理的理解をより深め(統計等がこれから相当求められていきます。)、
それを活用できる人材にすること、グローバルな視点に立って国際人としてリーダーシップを発揮できる人材になる能力を鍛え上げる事が必要だと思います。
それぞれのプロフェッショナルを複合的に経験し、競争力をつけることに重きを置くべきです。

【青年期:例】
次世代を生み出す能力育てる健康力をキープしつつ、それぞれの多様な環境においても更にステップアップできる様な政策が必要です。
今、この世代が力を余しながら、何も出来ない状況になっているという事が日本の一つの忌むべき状況です。
グローバルでイノベーティブな経営を推進する経営者、アントレプレナーを強力にバックアップする体性が必要です。
行動力、成長力、コネクション共に一番ポテンシャルを秘めた世代です。

【中高年期:例】
経験や技術などもますます多様になってきますが、
まずは健康を保つという事が大事になってきます。
また、経験を有望な若手に伝えるということも生きてきた証となるものです。
これらに重きを置きつつ、よりバランスの取れた安定した道のりを示すべきだと思います。
健康維持や、内需発展などのためには、セカンドライフとして農業や観光産業(外貨獲得)などの人員をより増やしていくべきだと考えます。
専門的な人間でプレイヤーとして活動できる人は更に健康に配慮して活躍する場を与えるべきです。

【老年期:例】
ぼけ防止等含め、就農や民芸等経験的知識や技術を伝承することに集中する事、次世代の活躍をバックアップできるサイクル作りが必要だと思います。
何もせずに生きている人というのを極力減らし、生き抜いた人という事を増やしていくべきです。
それにより、老年期であっても元気な人が更に増えると考えます。

以上の様な例を考えました。
どんな施策を行うにせよ、政治とお金(お金は意思を持ったエネルギーです。)が重要となります。
日本人がより素晴らしい人種へ進化出来るような総合的な構想が重要だと思います。

 政治体制もがらりと変わりつつあり経済も大恐慌となっている現在は非常に幕末に似ています。
この現在に他とは差をつけられる、国家百年(千年)の計を改めてじっくり練り直す時なのではないでしょうか。